野犬だったわたし~チェルシーのひとりごと~

保護犬を引き取ったら、実は野犬だった。野犬の親は元捨て犬。必死で生きてきたのが野犬。野犬の良さを伝えたいと思い、野犬は初心者ですがこのブログをはじめました。

噛まれてもいい、だけど噛ませてはいけない

決戦は金曜日、少し気が強い~私なりに~

 さてさて、土曜日にチェルシーを、4回目のお風呂に入れようかと思っていたんですが、当たらない天気予報では、土曜日から連続の雨。イッツア、レイニーブルー。今日は私用があり、仕事を先延ばしにしたので、時間がある。急遽、決戦の金曜日。「少し気が強い わたしなりに~♪」と思ってたら、本当の歌詞は「少し気が多い~♪」だったのね。知らなかった。ドリカム、ややアンチなので(笑)。

 

 前回のシャンプーの時には

「おびえるだけの私は、もういない」 というチェルシー姫だったので、今回は気合がいるな、と。おとなしくしているわけないよな、と。

 

まず、爪切り。基本は、いやいやながらも許しがち。はじめの1~2本と、半分が終わるくらいの時に、嫌がりだし、威嚇。怒り出したら、少し間をおいて、なだめる。「おりこうさん、我慢しような、爪が伸びたら歩かれへんようになるから、ね、ね、」となだめる。とりあえず終了。

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ギャアと威嚇され、顔を噛まれそうになりながらも

そして本番。お風呂、というよりお風呂への移動。「抱っこすること」が一番の難関。前回は、勢いでつれていけたけど、今回はチェルシーも、おびえるだけではない構え。無理やりだっこしようとすると、「ギャア!!」と威嚇してくる。「ワン」じゃないんです。「ギャア!!」

 

顔噛まれかけました。噛まれてないけど、噛むそぶり。歯はほとんど当たらない感じ。本気ではない、ってわかる。だから、こちらも、ビビりそうになるけど、気持ちで負けてはいけない。私事ですが、結婚式控えてます。顔かまれたら、ちょっとね、、、(笑)。

 

まあ、念のため、長そで対策。トレーナーを着こみました(笑)。顔、防備できてないけど。

 

気持ちで絶対、負けてはいけない。でも、無理やりすぎては、いけない。最悪、噛まれてもいいけれど、噛まれたとしたら、お互いが傷つくことは避けられない。信頼関係もややマイナスになっていまう。。。

 

そして、同じことなんだけど、チェルシーにワタシを噛ませることは絶対、させてはいけない。ワタシは反射的に怒るかもしれない。そうなると、今の状況では、チェルシーはずっと不信感を持ち続けるかもしれない。チェルシーには、逃げ場が自分の殻しかない。噛んでしまったという事実が、二人の間に残ってしまう。その辺が難しい。

 

という、心理戦的なやりとりをしながら、30分程度の時が立ち。。うなられ、威嚇され、噛まれかけ、なだめ、おやつをあげ、おやつを食べ、抱っこしようと促し、威嚇され、噛まれかけ、なだめ、おやつをあげ、おやつを食べ、抱っこしようとする、、、。

 

そして、タイミングを見て、有無を言わさず抱っこ、噛もうとする顔を手でそむけ(つかまない)抱っこ。これでしめたもの、終わった、と思いました。抱っこしたら、もう暴れなかったし、チェルシーは観念していた。お風呂場近くでダッフンしてたけど。。それもメガトン級(笑)。

 

そして身体を洗い(結構念入りに)、シャワーで流す、お風呂に落ちないようフタをしていたけど、シャワー終わりにはフタにのぼってました。で、促すと、自ら洗面所に行くし、そこからはかなり余裕。タオルドライしたら、勝手に六畳のタタミの部屋にもどっていました。

 

ハイジとクララの感動再び、「チェルシーが歩き回ってる💛」

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もー疲れたわ。ほんと。気合だけでは、乗り切れなくなってんだろなと、わかってはいたけど。ほっとした瞬間を経て、先住犬ボニーと台所におやつをとりにいったり、なんやかんやして、戻って来たら、チェルシー勝手に部屋を歩き回っていたんです!!

 

チェルシーが歩きまわってる!!!』

(びっくりしすぎて写真とれなかった 。。。)

 

も~うれしくて💛ここのところチェルシーに、変化がなかった。徐々にリラックスしてきているという以外。こちらが促して歩かせる(それも狭範囲)ことはあるけど、自ら部屋を一周位歩くなんてことは、なかったんです。

 

そして思い出した昨日のこと。チェルシーにおやすみ、というと手を舐めてくれた。すごくうれしかったんだけど、その前の日は手を洗ったあとに、おやすみといったら、手についてる水滴を執拗に舐めていたので、水分を探しているのかと、思ってたんです。。。。

今は、「チェルシーはワタシの手を、普通に舐めてくれたんだ・・・・💛💛」

 

結局、チェルシーは噛まなかった。自分の中では想定内だったとしても、少しコワかった。チェルシー側から見たら、それはスゴイこと。

 

「ありがとう、チェルシー、怖いのに噛まないでいてくれて、、、、、、」

 

 

 

「わたしには、建前がないの。でも分別はあるのよ。」

                       チェルシーのひとりごと

 

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