野犬だったわたし~チェルシーのひとりごと~

保護犬を引き取ったら、実は野犬だった。野犬の親は元捨て犬。必死で生きてきたのが野犬。野犬の良さを伝えたいと思い、野犬は初心者ですがこのブログをはじめました。

チェルシーと過ごした1年、野犬は変わる

アグレッシブ・チェルシーの本格始動

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チェルシーがわが家に来てから5月末で1年が経ちました。

1年、という区切りはおもしろいもので、あれだけ動かなかったチェルシーが私の後をついてまわるようになり、散歩にも積極的な姿勢を見せるように。散歩時は少々道をそれても大丈夫にもなり。季節がらもあるのか、最近すごくアグレッシブです。

 

女帝への階段を登る、チェルシー

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そんな中、ミントン先輩がいらっしゃいました。チェルシーがウチに来た当初から、なんとなく微妙な関係のふたり。当初はミントンにやや遠慮がちだったチェルシー、段々と自分のポジションを確立して行き、強気に出るということはないものの、イヤな事をされると容赦なく怒るように(笑)

 

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チェルシーが気持ちよくお昼寝している最中に、どこにでも自由に転がるミントン先輩が体の触れるところにドスンと寝ころんできたもんだから、「ギャオ!!」と一喝。そんな怒り方をされたことのないミントン先輩はビックリ仰天。もともと気が強くて、プライドの高いウエスティという犬種、チェルシーに飛びかかります。

 

チェルシーチェルシーで本気で闘う程の怒りもないんだろうけど、自分は悪くないので応戦(笑)。止めに入ったら、すぐやめるんだけどね。体格差があるし、チェルシーは実践値も高いだろうし、負けるからやめようね、ミントン。

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 チェルシーの眠りを妨げ、散々チェルシーに怒られきたマリブは、礼儀をわきまえるようになりました。

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チェルシーの男前なところは、怯えて逃げてきた子には怒らないこと。

↑旦那のコーネリアスが最近ますます苦手になって逃げてきたルビー。

 

野犬化する?ミントン

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ミントン先輩は結構わがままで、他の子を構うと自分が割り込んでくる私至上主義の犬なんですが、今回うちに滞在して2~3週間位経つと目に見えていい子になりました。

散歩の時は、猫捜査官として匂いを追いながらチンタラ歩くのですが(猫がいても全く気付かない)、チェルシーとコンビを組ませて散歩させたら、治りました(笑)。というか、チェルシーと一緒の時は我を出さない、出せないのかな。なので他の子と散歩に行くと多少はチンタラ歩くんですが、かなり改善されました。

 

なんとなく、群れの生活的なモノを肌で感じているのか、かまってちゃんも必死さはなくなり、、、。野犬効果かな。みんなかまって、かまっていわないもんね。目では訴えてくるけど。

 

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みんなで遊んでるのか、マウンティング合戦しているのか?みんなで遊んでいるところにミントン先輩も喜んで参加。

 

チェルシーが教えてくれたこと

思えば、チェルシーが来た当初はソファーを居場所にしていたものの、散歩にも連れて行けず、💩も寝ながらやりっぱなし、みたいな状態で、今から思うとすごい変化です。散歩に出れたかと思えば、住宅地を歩けなくて、抱っこして車のこない道まで行ってたんだもんね(笑)重かったわ。

 

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マリブが来た時にチェルシーの散歩の仕方を野犬の魔術師さんに教わり、そっちに必死だったから、マリブは知らない間に慣れてくれた感があり、年末に来たルビーもあれよあれよという感じで馴染んでいったから、やっぱり最初のチェルシーが一番ハードルが高くて、大変だった。なんで、感激も可愛さもひとしおです。

 

チェルシーがそうであったように、「ここは安全で美味しいご飯がもらえて、一人にもなれる」と理解したら、逃亡の危険性もかなり低くなるだろうし、徐々に心を開いてくれると思います。押して、引いて、また押して(笑)

 

私はミルコを逃亡させちゃったけど、ラッキーな事に保護できたし、過去に逃亡した子に関わった方々の貴重なアドバイスも聞けた。逃亡&捕獲を経験している方々は実践に基づいているので、説得力がすごい。その言葉には深みと優しさがあるよね。

 

 チェルシーは最近、帰ってくるとボニーをまねてか、声をあげて喜んでくれるようになりました。来た当初からは想像もできない劇変っぷりです。

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「最近、クレートトレーニングを自主的にはじめたの、、、、」

チェルシーのひとりごと